KeychronQ2を1ヶ月使ったけどやっぱ便利すぎる

Keychron
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こんにちは。Tomです。

一人暮らし独身、一般企業で在宅勤務サラリーマンをしています。

今回は、今年購入したKeychron Q2の1ヶ月使用レビューをお届けします。

Keychron Q2 1ヶ月使ってみた

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結論

まず結論ですが、Keychron Q2は多くの人にオススメできるキーボードになっています。

  • 有線接続なので環境を選ばず、技適の問題もない
  • MacとWindowsの両方で使える上に、その両方のモードをカスタマイズできる
  • MacモードとWindowsモードの変更が簡単かつわかりやすい
  • VIAによる柔軟なキーマップ変更
  • 最適なキー数
  • 自由に機能を設定できるノブは結構便利
  • オールアルミニウムボディの重厚感、安定感

ぼくが気に入っているのは、WindowsとMacを両方使う人間の悩みをかなり解決してくれたところです。

MacとWindows両刀使いの悩み

ぼくの環境では、プライベートでも仕事でもMacとWindowsの両方を使っています。

そして、MacとWindowsでは修飾キーが異なり、操作感が変わってきます。

代表的なものでいえば、

  • WindowsのCtrlキー
  • MacのCommandキー

この2つは、ほぼ同じ役割を持っていますが、全然違う位置にあります。

この違いが、直感的な操作の妨げになってしまいます。

普通のカスタマイズだけではMacとWinの切り替えに対応できない

そこで、ぼくの場合はHHKBの配列をもとに、Aキーの左隣のキーを

  • Windowsでは、Ctrl
  • Macでは、Command

に割り当てたいわけです。

しかし、1つのキーボードをMacとWindowsにつなぎ替えたとき、

  • MacのCommandキーは、Windowsでは「Windows」キー
  • WindowsのCtrlキーは、Macでは「Control」キー

といった具合に、それぞれ違うキーになってしまいます。

これによって、1つのキーボードをカスタマイズしても

接続する先をMacにするかWindowsにするかで、体感的にはキー配列が変わってしまう問題がありました。

例えば、MelGeek Mojo68では、キーマップを変更してAの左のキーを「Command」に割り当てています。

このキーボードをWindowsに繋ぐと、このキーは「Windows」キーとして動作してしまいます。

そんな重要な場所にWinキーいらないです。

複数のデフォルトレイヤーを持つキーボードが必要

そんなわけで、1つのデフォルトレイヤーをカスタマイズできるキーボードだけでは

MacとWindowsを本当の意味で同じ操作感にすることはできないわけです。

レイヤーをキー操作でトグル切り替えすることによって、Windows設定からMac設定に変更させるといったことも可能なのですが、キー操作を覚えておかないといけないし、「現在どのレイヤーにいるのか」が分からないという問題があります。

IQUNIX F96がまさにこのパターンで、機能としてはMac・Windows両方を使うことができるものの、現在どちらのモードにいるのかが分からないのがストレスになるんですよね。

KeychronはMacユーザーの強い味方

多くのメカニカルキーボードメーカーが、Windowsでの使用を前提としたキーボードを販売しています。

  • ゲーミングPC=Windowsであるという環境
  • メカニカルキーボード=ゲーミングキーボードであるという前提

のもと作られている感じです。

もちろん、PC自体のシェアもまだまだWindowsが主流だと思いますし、Windows用のキーボードが多く作られるのは自然な流れです。

このためMacのユーザーにとっては、Macでの使用に最適化されたキーボードの存在はとても貴重なものです。

一方で、Mac用として作られた外付けキーボードの中には、Macでの使用しか想定していないものが多く、Windowsに接続すると非常に不便なものも多くあります。

MacとWindowsはそもそも設計からして違うため、同じ操作で同じ作業ができるわけではありません。(むしろ、それなら両方のOSを使う意味もありません)

それぞれの良いところがあってそれらをすべて享受するために、わざわざ両方使っているのです。

それぞれのOSの強みをしっかりと活かすためには、操作でストレスを感じない環境にしたいわけですね。

レイヤー切り替えでMacとWindowsを使いこなす

そこで、ここまでの問題を一気に解決することができるのが、Keychron Q2というわけです。

本体のスイッチをMacに合わせれば、レイヤー0に移動し
スイッチをWinに変更すると、レイヤー1に移動します。

これによって、Macでは「Command」キーをセットしていた場所に
Windowsでは「Ctrl」キーをセットすることが可能になりました。

これで基本的な操作の多くを、MacとWindowsで同じ運指で使用できるようになります。

【応用編】用途ごとに設定を分ける

この機能は、VIAでの自由自在なカスタマイズと非常に相性がよくて

たとえば、下記のように設定を分けることもできます。

  • Windowsで使用するときはテンキーパッドを併用するため、数字キーはF1〜F12をデフォルトにしておいて
    Macモードでは数字キーで数字を入力できるよう設定する
  • Macで使用するときは、Final Cut Proでよく使用するショートカットキーを使いやすい位置に割り当てておく
    例えば、ノブの下の「del」「home」キーに、動画編集の「カット」「速度変更」などを割り当てておく

Keychron Q1 とどっちが良い?

Keychron Q2は素晴らしいキーボードですが、Keychron Q1ではダメなのか?という疑問が聴こえてきます。

結論としては、Q1でも良いですが、Knobバージョンを選ぶのがオススメです

Keychron Q1は、実はひっそりとモデルチェンジしており

  1. Keychron Q1 初代
  2. Keychron Q1 Knobバージョン

という2つのモデルがあります。

KnobバージョンはKnobが付いているだけではなく、Keychron Q2で施されたアップデートがそのまま反映された、いわば「KeychronQ1 v2」といえるような製品になっています

※Knobなしバージョンもいずれアップデートされるようですが、2022年2月時点ではKnobなしバージョンは初代のまま販売されています。

このため、オススメなのは

  1. Keychron Q1 (Knob Version)
  2. Keychron Q2

の2つになります。

打鍵音やビルドクオリティが1周り良くなっているので、アップデート版を購入するのがオススメです

自分はFキーをよく使うからQ1がいいんだ!」という方は、
Q1のKnobバージョンを使っていただきたいと思います。

→Keychron Q1 三ヶ月使用レビュー

惜しいところ、今後に期待する点

さて、現時点でKeychron Q2はMacとWindowsを日常的に併用するためには最強クラスのキーボードだと思っています。

しかし、使っていて「今後こういう機種が欲しいな」と思う点がいくつかあります。

  1. 分割キーボードで肩の負担を減らせるようになってほしい
  2. スペースバーは左右分割タイプが良い(左半分しか使っていない)
  3. やっぱり無線になってくれると嬉しい(Bluetoothまたは2.4Ghz)

長いスペースバーは不要

次に、スペースバーです。

Keychron Q2のPBTキーキャップは、使用に伴って「スレ」が出てきます。

長期間使ったキーボードがテカテカしてくるアレですね。

ぼくの手元のQ2も、よく打鍵するキーを中心にテカリが出てきています。

で、そのテカリを見ると、スペースバーの左側しか使っていないことがわかります。

つまりスペースバーの右半分が完全に無駄になっているということなので、

スペースバーを左右に分割させて別の機能を割り当てできるオプションがあると尚よかったですね。

具体的には、EPOMAKERとかがやっているようなオプションですね。

もちろんスペースバーの右側を使う方もいると思いますが、そういう場合は右側もスペースバーとして設定しておけば良いわけですから、分割できるほうが便利ですね。

やはり無線化は欲しい

なんだかんだ言っても、無線には対応していってほしいですね。

HHKBをたまに使用すると無線の快適さをひしひしと感じています。

今年Keychron K8 Proなるキーボードが出るようです。これはQMK/VIA対応ながらも無線での接続に対応した機種とのことで、ついに大きなブレイクスルーの時が来たな、という感じです。

しかし国内では技適マークがないことが問題にもなるので
認証を受けて堂々と無線で使える製品が出ることを祈っています。

まとめ

Keychron Q2があまりにも素晴らしいので、MacとWindowsを両方使う用途では現状最強の選択肢のひとつであることを力説してきました。

両方の環境で共通の操作感にカスタマイズできるのは本当に便利です。

一般的なカスタムキーボードよりも柔軟に複数環境で使用できるという強みがあります。

一方で、今後の新機種に期待したい点もありました。

  • 完全無線の左右分割キーボードも作ってみてほしい
  • スペースバー分割のオプションを用意してほしい
  • 無線に対応したVIA対応キーボードをいろんなサイズでどんどん出して欲しい

KeychronはMac用メカニカルキーボードメーカーの先駆けですから、

これからもワクワクさせてくれるようなキーボードを作ってくれることを期待しています。

また面白いキーボードが出たら使ってみたいですし。

それでは、今日は以上です。

ではまた。

→Keychron Q2

コメント

  1. masakz より:

    Blogとても参考になります。
    読んで うぉー Keychron Q1 Knobバージョン買おうと物色し始めたところで、自宅ではMacしかないことに気づき手を止めました(ホントの話です)
    しかしそのうち入手したいと思います。

    • Tom より:

      ありがとうございます!
      Macしかなくても、しっかりと対応しているのでとても使いやすいキーボードですよ。
      打鍵間もかなり良いので、1台持っていて損はないと思います。

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