デスク系のYouTuberさんの動画で時々登場するアイテムの中に、
キーボードやマウス操作をアシストしてくれるパームレストの存在があります。
今回は、腕の動きに追従するタイプのパームレスト「Carpio2.0」が気になったので購入してみました。
DELTAHUB Carpio2.0 レビュー
製品の概要
DELTAHUB Carpio2.0(デルタハブ カルピオ)は、
ヨーロッパのスロベニアという国の製品です。
マウスの操作をアシストするためのパームレストが
腕の動きに合わせてスライドすることにより
摩擦の低減と腕の疲れの軽減に効果があるとしています。
価格
Carpio2.0は、1個から購入できます。
国内ではLong Field というショップで取り扱いがあり、
こちらで購入すると5,200円です。
ぼくはスロベニアの公式サイトから直接購入しました。
公式サイトでは片方29.9ユーロ
公式サイトでの価格は、片方で29.9ユーロ(約4000円)でした。
2個セットで買うと1個が33%オフ
公式サイトでは、2個購入すると約1300円ほど安くなります。
また、45ユーロ以上の買い物で送料が無料になります。
プラス9.9ユーロで「お急ぎ便」も可能
海外からの配送ということで、なかなか届かないのがネックかと思いきや
9.9ユーロで「お急ぎ便」も可能です。
2022年4月初頭時点では、およそ1300円で配送が速くなるオプションが利用できました。
送料含めた合計価格
これは日本円にすると8000円ほどになります。
国内で片方5200円で購入するより安いですね。
Amazonではなぜか2万円オーバーで販売されていますので、本国から買うのが一番安いということになります。
電子機器ではないので、初期不良などの心配も少なく購入できると思います。
届くまでにかかった時間
DELTAHUBのオンラインストアは、発送めちゃくちゃ早かったです。
配送にEXPRESSオプションをつけて、DHL EXPRESSで届きました。
- 4月4日 注文
- 4月5日 発送
- 4月8日 自宅に到着
海外のサイトって、普通は2週間とか待つものだと思っていたのですが
お急ぎ便を選択したこともあって、届くのが速くてびっくりしました。
Keychronのサイトも発送めっちゃ早いですが、今回はそれ以上の速さでしたね。
支払いはPayPalに対応していて安心
海外サイトということで、自分のクレジットカード情報を提供するのに抵抗があったのですが
DELTAHUBのサイトはPayPal支払いにも対応しているので、
安心して買い物をすることができました。
まだPayPalのアカウントを持っていない方は
海外サイトをはじめ様々なサイトで使える便利なサービスなので
ぜひ登録しておくことをおすすめします!
なお、初めての利用で500円引きになる招待リンクを置いておきますので
良ければ500円ゲットしちゃってください。
実際に使ってわかったメリット/デメリット
早速使ってみましたので、メリットとデメリットを紹介します。
ぼくの用途としては、
- Magic Trackpadの操作性を良くする
- キーボードのパームレストを置き換える
この2点を期待して購入しました。
メリット:トラックパッドの操作の幅が広がる
MacのMagic Trackpadを使っていますが、多くのジェスチャで腕の動きを使えるようになり、操作の幅が広がります。
特に、「4本指でスワイプアップ」や、「5本指でスワイプダウン」などの
大きな動きを伴う操作は、手首の下のCarpio2.0が滑ってくれるおかげでやりやすくなります。
メリット:見た目がかっこいい
これは使わなくてもわかる気もしますけど。でも見た目って重要ですよね。
Carpio2.0は、極力印字をなくしたミニマルなデザインです。
デスクに置いておきたくなるかっこよさですね。
ちなみに左右非対称のデザインとなっており、右手用と左手用は別の商品になります。
メリット:持ち運べるコンパクトさ
DELTAHUB Carpio2.0は、ベロア調のキャリングポーチが付属しています。
片方のポーチに2個セットで押し込むことも可能なので、
HHKBを持ち運んで出先で使う時のパームレストとしてかなり優秀だと思います。
少し高さは低めですが、パームレストを一切使わない状態に比べると遥かに快適になります。
デメリット:手首との位置合わせが面倒
これは慣れの問題でもありますが、
可動式のリストレストに手首をしっかりとフィットさせないと効果が落ちてしまいますので
狙った位置にフィットさせるのに少し気を使います。
ちょっと面倒くさいかもしれません。
デメリット:メカニカルキーボードのリストレストにするには低い
これまで使ってきたKeychronのウッドパームレストの厚さは、およそ1.9cmでした。
一方、Carpio2.0の厚さ(手首を机面から浮かせる高さ)は、およそ1cmといったところ。
だいぶ低くなってしまうので、キーボードを使うときに常用するのはちょっと厳しいと感じました。
マウス・トラックパッドの操作性はだいぶよくなるので、
- マウス・トラックパッドはCarpio2.0
- キーボードはKeychronのウッドパームレスト
という使い分けにしようとおもいます。
Carpio2.0をオススメする人
実際に使ってみて、下記のような方にはオススメできると感じました。
- 大きめのマウスを使っている方(MX Masterなど)
- トラックパッドを使っていて手首が痛くなる方
- 低めのキーボードを使っている方(MX Keys・Keychron K7など)
- 腕ごとブンブン振り回すスタイルでマウス操作をする方
いわゆる「ローセンシ」で、腕ごと振り回す方にオススメですね。
Carpio2.0をオススメできない人
逆に、下記のような方はあまり導入しても効果が感じられないと思います。
- 小さめのマウスを使っている方(MX Anywhereなど)
- 高さのあるメカニカルキーボードを使っている方
- 腕を動かさないで、手首でマウスを操作するスタイルの方
実際、ぼくは小さいマウスを使っていて
さらに手首でマウスを操作する派なので、
Carpio2.0のパワーはあまり感じられませんでした。
まとめ。結局「買い」なのか
DELTAHUB Carpio2.0を紹介しました。
- ○トラックパッドの操作性が向上するところが良い
- ○大きなマウスが軽く動かせるようになるのが良い
- ○ミニマルなデザインが良い
- ○持ち運べるコンパクトさが良い
- △メカニカルキーボードに使うには高さが低め
- △手首の位置合わせが面倒くさい
このミニマルでオシャレなリストレストは、万人にオススメできるものでも無いな、という感想です。
個人的に一番のネックは、高さが思ったより低めで、
キーボードのパームレストとしては高さが足りなかったのが痛かったです。
試しに無理やりIQUNIX F97と併用してみましたが、
手首に違和感が出てきたのでやめちゃいました。
骨格やタイピングのクセなどによっても変わると思いますが、キーボード用ではないですね。
8,000円でカッコいいリストレストが欲しい!という方は「買い」だと思いますが
特に今のキーボードやマウスに不満はないけど、さらに快適になるかな?という方には向かないと思います。
HHKBと一緒に持ち運び用にしつつ、
トラックパッドの操作性を向上させて生産性をあげるべく、活用していきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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