REALFORCE R3レビュー。華やかさはないが堅実な進化

REALFORCE R3 キーボード
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国産の高級キーボードの2大巨頭といえば、

HHKBとREALFORCEといった静電容量方式の高級キーボードです。

HHKBが無駄を削ぎ落とした「引き算」のキーボードだとすれば、

REALFORCEは機能を豊富に搭載した「足し算」のキーボードです。

今回は4月に発売されたREALFORCE R3の英語配列モデルを購入しましたのでファーストインプレッションでの紹介します。

購入したのは英語配列ブラック45gテンキーレスモデル(R3HD11)です。

REALFORCE R3 Hybridモデル

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使ってみた感想

REALFORCE R3

詳細なスペックは公式でしっかり紹介されていますので

この記事では使った感想に絞ります。

結論からまとめますと、

  1. 全体的な完成度は高い
  2. ソフトも使いやすい
  3. 機能はとても多いので自分の使い方を決めよう
  4. 無線の接続は安定していて使いやすい
  5. 打鍵感はそこそこ。過度の期待は禁物
  6. ずっと使えるキーボードの最高峰

というふうになりますね。

大きな感動はないですが、地味に頼れる実力派キーボードといったところです。

REALFORCE / R3 / キーボード / R3HD11 / ワイヤレス / Bluetooth / USB / 東プレ / ハイブリッドモデル / テンキーレス / 静音 / ブラック&ダークグレー / 英語配列

価格:34,540円
(2022/5/5 08:36時点)
感想(0件)

全体的な完成度は高い

高級キーボードの代表作だけあって、完成度は非常に高いです。

  • 無難な配列で、長く使えるキーボード
  • ソフトウェアで柔軟な変更が可能
  • 長寿命な静電容量無接点方式スイッチ
  • 癖のない一般的な配列

最もクセがなくて多機能なので、HHKBよりも「後悔が少ない」キーボードと言えるかもしれません。

「とりあえず最強のキーボード1個だけ買って、もうキーボード探しを終わらせたい」という人の最短ルートの一つでしょう。

ソフトも優秀

REALFORCEは国産ブランドですから、日本語対応のソフトウェアが使えます。

インターフェースもわかりやすく、柔軟な調整も可能です。

キーマップ変更も気軽に行うことができます。

また、キーマップはAパターンとBパターンの2種類保存することができ、

2環境分のセットをすることができます。

たとえば、Windowsに接続する時はA、Macに接続する場合はBにするなど。

Fnキーによるレイヤー変更も考えると、実質2×2=4レイヤー作成できることになります。

APC機能は使い道がわからん

REALFORCEの特徴の一つとして、APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)という

「どこまでキーを押し込んだら入力を感知するか」を自在に設定できる機能があります。

これによって、最後までキーを押し込むことなく軽い力でタイピングできるようになります。

とはいえ、ぼくは重めのスイッチを底までしっかり目にタイピングするのが好きなので、あまり恩恵は感じませんでした。

いろいろ調整しながら、使い道を探してみるのも良いかもしれませんね。

試しに一番浅い0.8mmにしてみましたが、入力の感知が少し早くなった感じはします。

たくさん速く打鍵したい場合は浅くすると良いのかもしれません。

機能はとても多い。自分の使い方を作れる

REALFORCEはカスタム性が高く、全ての機能を使いこなすのは大変です。

むしろ、すべての機能を使いこなす必要はなくて、自分に合った使い方を探すような感じが良いですね。

ぼくの場合は、キーマップ変更や無線接続、省エネモードの変更などができる機能が

WindowsでもMacOSでも安定して動作するソフトウェアで使えるのがとてもありがたいですね。

例えばKeychron Q2なんかと同じような使用感を、無線で実現できるようなイメージです。

打鍵感はそこそこ、過度な期待は禁物

静電容量無接点スイッチ

REALFORCE R3は、東プレ 静電容量無接点方式のキーボードです。

HHKBでも同じスイッチが採用されていますね。

ぼくが購入したのは荷重45gのモデルです。

打鍵感がとても良いと評判なので、期待しすぎていたこともあって

打鍵感は期待ほどじゃなかったかなぁ、という感じです。

HHKBとの比較

HHKBよりは本体がずっしりしている分、カチャカチャ感は少なめになっていますが

HHKBと直接並べてみれば多少違いはわかりますが、

個別に使用する分にはそんなに変わらないな、というのが正直な感想です。

またスプリングノイズ(バネが伸び切る時の「チャッ」ていう音)が少し気になります。

荷重45gのモデルで、HHKBと同じ感触です。

ちなみにスイッチの形状もHHKBと一緒なので、キーキャップは互換性があります。

REALFORCE キーキャップ

HHKBより薄く見えるが、高さは一緒

HHKB REALFORCE
HHKB REALFORCE

REALFORCE R3をデスクに置いてみたとき、HHKBより若干薄型に見えたのですが気のせいでした。

角が取れたボディ形状のため、手前から見ると少し薄く見えます。

実際には横に並べてみるとほぼ同じ高さです。

HHKBの方が、奥に行くにつれて高くなっていく角度が急になっています。

乾電池式は気兼ねなく使えて快適

REALFORCE R3

REALFORCE R3のHybridモデルは、単三電池2本で無線使用ができます。

HHKBと同様に乾電池式となっているので、充電式バッテリーの弱点である劣化を気にせずに使うことができます。

乾電池のランニングコストについても、エネループ等の充電式乾電池を使用することで何度も使えるので安上がりです。

新品の乾電池であれば三ヶ月使えるそうなので、

エネループでもまぁ、一ヶ月以上は使えるでしょう。

電池は付属しているので、すぐに使い始めることができます。

また、PCと接続せずにUSB電源に接続して給電しながら使うこともできます。

個人的には劣化する充電式バッテリーより、乾電池式の方が好きですね。

気になる点

全体的に完成度が高く、豊富な機能をそなえているので

安心して購入できるキーボードではありますが、

気になる点も多少ありました。

デザインが地味

ビジネス・オフィス用キーボードとして販売されているので仕方ないですが

やはりデザインは地味です。

角が取れて丸くなったデザインも、好みがわかれるところかもしれません。

個人的には、以前の機種のようなソリッドな角張ったデザインの方が好きです。

カラーキーキャップなども販売されていますが、この黒いフレーム部分が太いのでちょっとなぁ…という感じです。

少なくとも、IQUNIXMelGeekのようにデスク上で映えるデザインではありませんね。

持ち運びには向かない

デカいですね。

REALFORCE R3は、テンキーレスモデルで約1.3kgの重量があります。

これはHHKBの約3倍弱にあたり、カバンに入れて持ち運ぶのは困難です。

R3はキー以外のベゼルの部分も結構大きめにスペースがある感じに見えますね。

持ち運んでも使えるキーボードが欲しい場合は、HHKBの方がおすすめです。

まとめ

REALFORCEは高級キーボードの代表格として間違いのない「全部載せ」のキーボードになっています。

これ1台買っておけば間違いないキーボードではありますが、

デザインが地味だったり持ち運びできないなど絶妙なデメリットもあります。

据え置き用途であれば間違いない、実用性重視、質実剛健な機種だと言えますね。

正直大きな感動はないものの、頼れる道具として長く使える良品です。

ぜひ、試してみてください。

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価格:34,540円
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静電容量無接点スイッチにはメカニカルタイプもあります。Varmiloスイッチをチェック:

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