Keychron社のフラッグシップラインである「Qシリーズ」に、新たなラインナップが追加されています。
発表されているQ8は、65%のAlice配列キーボードとなっています。
ソース:Keychron
Keychron Q8の概要
Alice配列
Alice配列とは、左右のキーに空間が設けられていて
スペースバーが左右に分割して設置されていることが特徴のキー配列です。
詳しい情報はなかなかネットに残っていませんが、Aliceという自作キーボードキットが発祥なのだとか。
分割キーボードは、その人のタイピングの癖で使いやすさが変わるので、使う人を選びます。
例えば、「B」のキーをどちらの手で打鍵するか?などは個人差がある部分になります。
Alice(アリス)配列の特徴
Alice配列は、通常のキーボードを逆ハの字に変形させたような形をしており
人間が両手を構えた時に自然な角度で使うことができるように調整されている形状になっています。
また、左右にキーが分割されていることによって
左右の手のどちらで何のキーをタイプするかをある程度縛る必要があるため
無造作にタイピングを行なっている人にとっては使いにくい配列になるかもしれません。
また、キーキャップも特殊な形状のものが必要になり、
特にスペースバーの長さは非常に短いため、通常のスペースバーは使うことができません。
自作キーボードの世界では、この短いスペースバーの部分に別のキー(例えば、Shiftのような)のキーキャップを使用することもあるようです。
長さを抑えたキーキャップは、無駄な振動を抑えて打鍵音を一定にすることができるので
Q8の打鍵音がどのようなものになるか、楽しみですね。
Keychron Q8の配列
Keychron Q8では、「B」のキーは左右の両方に配置されています。
これによって、どちらの手で打鍵する派のかたにも対応できる上、
「絶対に右のBは使わない」といった場合には、別のキーをアサインすることも可能です。
確かに、Bのキーは左右のほぼ中央に位置していますから、左右どちらの手で打鍵するか選べるのは良いですね。
例えば「ぶ」を打つときは左でB、「べ」を打つときは右でB、なんて方もいるでしょう。
ぼくは左手でBを打つ派なので、右のBは入力切り替えとか修飾キーに割り当てるのも面白そうです。
ちなみに以前の画像ではノブ付きでしたが、現在はノブ無しの写真になっています。
発売時期
Keychron Q8の発売時期は、2022年5月から6月ごろとアナウンスされています。
最近はKeychronの新製品投入ペースがさらに上がってきて、ユーザーとしても嬉しい限りです。
中国のロックダウンの事情などで、各キーボードメーカーの供給は遅れ気味なので
6月以降とみておいた方が良いでしょう。
96%配列のQ5と合わせて、どっちを購入するか悩んでいます。どっちもいくか。
価格
Keychron Q8の発売価格は、ベアボーンで199ドル
Fully Assembledモデルで229ドルのようです。
2022年5月8日時点で米ドルは130円ほどなので
ベアボーンだと約26,000円、Fully Assembledモデルでは約30,000円となりそうです。
※送料などは別でかかります。
円安が進行しすぎていて、海外のキーボードの買い時が難しいですね。
それでもKeychron Qシリーズは、1台で長く楽しめるので投資する価値はあります。
1台購入すればスイッチを交換したりいろいろ楽しめますよ。
詳細なスペック
Keychron Q8の細かいスペックは、
カタログ上ではQ2やQ3と同じです。
- QMK/VIA対応
- ガスケットマウント
- South-Facing LED
- Mac/Windows対応
- フルアルミニウムボディ
- PBTキーキャップ
- Hot-Swappable
他のQシリーズと同じく、有線のみでの接続になっています。
ケーブルは脱着式なので交換が可能です。
お好みのカスタムケーブルを使用することもできるのはありがたいですね。
また、Hot-Swap対応でスイッチ交換ができる点についても
長く使う上では非常に便利になるポイントになります。
MacとWindowsの両方で使用するにしても、物理スイッチで切り替えができるのが便利です。
さらに、Keychronというメーカーは
同じスペックでも徐々に改善を加えてきたりもするので、公開されていないアップデートポイントもありそうです。
Keychron Q8は買いなのか?
個人的には、唯一無二感のある機種だと思うので「買う」予定です。
ただし左右のキーが分割されているので、人によっては使いにくい部分があります。
打鍵するときのホームポジション・運指に自身がない方は避けておいた方が良いでしょう。
品質そのものは間違いないので、あとは配列が自分に合うかどうかがポイントですね。
VIAでキーマップを変更もできるので、ある程度は使いやすいようにカスタマイズできます。
ある程度しっかりと使い込む意思があれば「買い」でしょう。
購入したら改めてレビューさせていただきます。
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