初めてのAliceレイアウト。Keychron Q8使ってみた

Keychron
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ついきKeychronQシリーズに、サイズ以外のバリエーションが増えました。

Aliceレイアウトと呼ばれる、左右分割気味のキーボードです。

エルゴノミクスキーボードと呼ばれるジャンルに近く、人間の肩・腕の構造に最適化されたキーボードの形状になっています。

今回は、初めてAliceレイアウトを使ってみたのでレビューしていきます。

Keychron Q8 レビュー

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基本性能

Keychron Q8の基本スペックは以下です。

  • 65% Alice配列 68キー
  • ノブ付き・ノブ無し選択可能
  • PBTダブルショットキーキャップ
  • Gateron G Proスイッチ
  • South-Facing LED
  • ガスケットマウント
  • 有線接続専用
  • QMK/VIA対応

ということで、これまでのQシリーズの仕様を基本的に踏襲しています。

これまで100%のQ6から60%のQ4まで、Keychron Qシリーズはサイズ展開が豊富なラインナップとなっていましたが、今回のQ8はQ2とほぼ同じ65%配列ですが、左右に分割された配列の都合で若干キー数が多いです。

Q2は66キー、Q8は68キーです。

見た目がかっこいい

機能・性能は一旦置いておいて、見た目がもうめっちゃカッコいいです。

  • ソリッドなアルミボディ
  • おしゃれなカラースキーム
  • 背面・側面のカット加工
  • サラサラとした質感
  • キーキャップに合わせて緻密に加工されたトップケース

眺めてるだけでもかっこいいです。これが自分のデスクにあるというのはテンションがあがりますね。

有機的にカーブした配列と、パキッとカットされたアルミ筐体のコントラストがたまりません。

いつも通りMac/Win切り替え対応

MacとWindowsの切り替えスイッチは中央にあります。

Q2と同じように、この2つのモードで5つのレイヤーを使うことになります。

レイヤー4はMacとWinの両方で共用するようなイメージで用意されています。

Aliceレイアウトのメリット

左右が分割されているAlice配列ですが、この配列のメリットは以下2つです。

  • 手首の角度が自然な角度に保たれる
  • 親指の担当キーが多いのでカスタマイズの幅が広い

そもそも一般的なキーボードは、手を中央に寄せて手首を外側に向ける不自然な姿勢で使うことが基準になっています。

これを解消して、自然な手首の角度で使えるように変形された配列がAlice配列です。

また通常のキーボードにおいて、親指で押下するキーはほぼスペースバーだけだと思いますが、Alice配列においては両方のスペースバーに加えて、機種にもよりますが親指で押下できるキーが用意されています。

Q8の場合は、Fn1とFn2キーがそれに該当します。

また、ぼくの場合はスペースバーを左手ばかりで使っているので、右側のスペースバーを別の用途で活用できないか考えています。

使いにくい?使いやすい?

実際に使ってみて、ファーストインプレッションとしては「案外違和感がない」です。

使い始めて3日目に書いていますが、特に姿勢が楽になったかどうかはよくわかりません。

おそらくですが、姿勢がよくなった分のリラックス加減に対して、慣れない配列を使うことによる緊張が相殺してしまっているのだと思います。

初日より2日目、3日目とだんだん快適に打鍵できるようになっていることを感じているので、使い続けるにつれてどんどん楽に打鍵できるようになっていきそうです。

左右分割よりは使いやすい

以前にMD660v3という左右分割キーボードを使ってみたことがありますが、この分割キーボードは正直しっくり来ませんでした。

左右分割キーボードが微妙な結果になった原因の一つが、左右の手の位置関係からキーの位置を推察できないことで、現在どのあたりにどのキーがあるのかわからなくなってしまい、タイプミスに繋がることがストレスでした。

一方、このQ8のようなAlice配列は、左右分割ではなく繋がっている構成なので、左右のキーの距離が常に一定であるという特徴があります。

これによって、左右が完全に分割されたキーボードに比べて使いやすいと感じました。

最上段が遠く感じる

一方で、一番上の行のキーがかなり遠く感じてしまうように感じました。

特にぼくが苦手なのは、「ー」とか「=」のキーあたりで、ミスが一番多いキーになっています。

この伸ばし棒が遠いせいで「キーボード」って打つのがちょっと辛いので、最適なフォーム探しと練習が必要になっています。

専用のパームレストが欲しい

手元にあるKeychronのパームレストはK12の時に購入したもので、一番短いものになります。

普通の配列のキーボードであれば、文字キーの部分に合わせて使えるのですが

Q8は間に隙間が空いているので、K12用の短いパームレストでは少し無理があります。

一方で、パームレストを使わないと、数字キーを押そうとした際に手のひらでスペースキーを押してしまうことがあります。

形も少し変わっているので、ここに沿った形のパームレストが欲しいですね。

Keychronのページを見るとすでに販売予定になっているようです。同時発売してくれたら送料一回分で済んだのでちょっと残念。

有線接続のみなので注意

KeychronのKシリーズは無線接続が可能ですが、Qシリーズは有線のみとなっています。

このため、複数のPCやMacで使用する場合はUSB切り替え機などで接続先を変更すると便利です。

キーキャップはダブルショットPBT。純正の交換キーキャップも使えます

Keychronのキーキャップセットの中で最も入り数が多くていろんな配列に対応できるCherry Profileキーキャップセット、こちらのページの対応リストには「Q8」の文字がありませんが、実際には使用できます。

カラーリングもオシャレで質感も高いのに、約6000円で購入できるキーキャップです。

ぼくはK8 Proでこのキーキャップを使っています。

ただ、Q8に標準でついているキーキャップはOSAプロファイルとなっていて丸みのある形状となっていてスペースバーも滑らかに面取りされています。

一方でCherryプロファイルの方は角張った形状で、指の当たり方によっては痛いです。

親指への当たりが優しいのは純正OSAプロファイルです。

純正OSAはダブルショットのクオリティが微妙なので、何か良い感じのキーキャップに変更したいと思っています。

角度調整ができない

Keychron Qシリーズ共通の仕様として、角度調整を行うためのキックスタンドは搭載されていません。

角度調整機能があるK8 Proなんかを使っていると、この部分では微妙に使いにくく感じます。

特に、パームレストを使わない場合は上段のキーがとても遠くに感じられます。

専用のパームレストもありますが、今のドル円レートだと送料入れて6000円くらいすると思います。高い……。

カスタムしたくなる配列

これまで、新しいキーボードを使うにあたっては「他の環境との互換性」を気にしていました。

例えばHHKBを使う場合、その独特の配列からくる利便性と、「他のキーボードを使えなくなるリスク」を天秤にかけるわけですが、同じことがこのQ8でも言えると思います。

その点、Keychron Q8ではもう他のキーボードとの互換性は望むべくもないので、思い切って専用カスタマイズにしたいと思っています。

特にぼくの場合は、右のスペースバーを全く使っていないので、これをどうにか使い倒してやりたいと画策しています。

ただ、何を割り当てたら便利なのかいまいちよくわからないので、今後「ここにこれがあったら嬉しい」と感じた機能を割り当ててみたいと思います。

癖があるので少し気合いが必要

Aliceレイアウトは非常に合理的な配列で、手首の負担も少なく打鍵を続けることができます。

これまで慣れている感覚と大きく異なることも事実なので、初めはタイプミスも多くなったりフラストレーションが溜まることもあると思います。

しかし、この配列を使いこなせるようになれば、これまで以上に手首に優しくかつ正しい運指で打鍵ができることになりますので、気合をいれて練習してみる価値はあると思います。

個人的には今後左右分割のキーボードも導入予定なので、そのための練習も兼ねてしっかりと左右に分かれたキーボードを使いこなせるように練習したいと思っています。

ここまで書くあいだ約1週間ほど使っていますが、いまだに結構ミスるので自信を失いそうですけれど……
くじけずに頑張りたいと思います。

キーの配列の変更もこれから自分なりにカスタマイズして、より直感的に使えるように変更していけたら良いと思います。

今日はこのへんで。

打鍵音もYouTubeに投稿しているので良かったらみてみてください。

エルゴノミックキーボードと相性の良いエルゴノミックトラックボールを導入してみた

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