これまで、デスク上のモニターはSONYの43インチ4Kテレビを使用してきました。
非常に広い表示領域で満足していたのですが、少し悩みが出てきたので買い換えることにしました。
詳しく紹介していきます。
FlexScan EV2785
43インチTVを手放す理由
まず、買い替えを見当したきっかけは下記です。
- 43インチは広い表示領域で多くの内容を一望できて便利ではあったが、画面が散らかってしまいがちだった
- 画面が広いため、マウスポインタの移動距離が長くて疲れることがあった
- 画面に多くの情報を表示しすぎて気が散り、逆に生産性が下がる と感じることがあった
- オフィスに出社したときに使った24インチ程度の外部モニタ1個でも十分仕事ができ、かつ集中できた
- 光沢仕上げで照明や自分自身が映り込み、気が散ることがあった
- テレビを全く見ないのに、持っているだけでNHKに料金を取られる
ということで、まとめると
- 広すぎて気が散る・疲れることが増えた
- 手頃なサイズのモニタの良さを再実感した
- NHKに毎年2万円払っているのがアホらしい
この3点が大きな理由になります。
このモニタを選んだ理由
EIZOのモニターを導入した理由は以下です。
- 以前に使っていたLGの27インチ4Kモニタよりグレードが上のものに替えたかった
→単に買い戻すのはちょっと勿体ない気がしました。無駄なこだわり - モニターは手放すのにも手間がかかるので、「買い替えたくならないもの」を選択したかった
→自分にとって最良であるだけでなく、客観的に見て最強クラスのアイテムであれば自分が納得しやすい - Mac Studioを使うにあたっては、色が綺麗に出るものが良い
- ゲームはしないので、ゲーミングモニタである必要は無い
「もっと良い製品が、もっと良い環境があるのではないか」という自分自身の探究心(邪念)を抑えるために、あえて高級ラインのモニタを購入してみるに至りました。
開封
やはり高級モニタ、開封も非常にスムーズでしたので紹介します。
内容物
付属品はかなり充実しています。接続に必要なケーブルが一通り入っている上、それぞれのケーブルが2mあるので取り回しも自在です。
本体を開封
本体を取り出すとこんな感じ。スタンドはすでに装着されています
スタンドを取り外す
モニターアームに取り付け
配線
遅れ馳せながら、ここで動作確認。USB-C入力できちんと映りました。ケーブルは結構太め
電源を入れてみる
電源を入れるには、主電源のスイッチを押してからモニターの電源マークに軽く触れます。
モニター全面のタッチセンサーは非常に反応もよく、サクサクと操作することができます。
電源を入れるときに小さく「チッ」という音はしますが、そのほかに駆動中の異音などはありません。
たまに電源ユニットからコイル鳴きが聞こえるモニターなんかもありますが、このモニターにはそういったことはありません。
色や明るさの設定はしなくても使える
使ってみた第一印象として、「目に優しい設定が最初から入っている」ということがあげられます。
これまで購入してきたモニターは、初期設定だと眩しすぎたり色がキツすぎたりして調整が必要でしたが
このEIZOのモニターは接続するだけで丁度いい輝度と色設定で使うことができます。快適。
例えば、MacBookを買ってきて最初にモニターの色設定をする人は少ないと思いますが、その感覚に近いです。
43インチとのギャップ
いきなり自宅のモニターを43インチから27インチに変更したわけですが、
特にマウスポインタの制御がコンパクトになった感覚があり、快適に使えています。
また、43インチのときに出来ていた「画面4分割」は27インチでは実用的ではないです。
ですが、4分割しても気が散ってしまうデメリットが多かったので、フル画面または2分割表示で2つのアプリを表示するくらいでちょうどよいと感じています。
もう1点良いところは、モニター下に十分なスペースが開いたので
手書きでメモを書いたりするときにキーボードをモニター下においておくことができるようになった点です。
43インチだと縦が長かったので、モニター下の隙間はほとんどなかったんですよね。
こういった取り回しの良さは、27インチの良さかもしれません。
考えたこと、まとめ
現時点では、このモニターを購入して非常に満足しています。
あえて高級機を買った理由
同じ4K27インチのディスプレイは4万円前後から買える中で、あえて9万円の製品を買う意義があるのか?というのは意見が分かれるところだと思います。
ぼくは単に、「もっと良いものがあるのではないか?それならば、買い替えたらもっと環境が良くなるのでは?」という気持ちを抱え続けて使うのが嫌だったので、ある程度「一番いいやつ」だと自分で思える製品をチョイスしたという形です。
結果として疲れにくくて使いやすい環境が手に入れば、数万円の差はすぐに取り返せるとも思います。
(わかりやすい例で言えば、安いモニターで目や身体が疲れてしまって整体や眼科に行くことになると本末転倒です)
ディスプレイの広さだけが生産性ではない
もう1点、43インチを使っていて思ったのは「人間はモニター上だけで考えることには限界がある」ということです。
たとえば物事のつながりや移り変わりといったことを考えるときには「紙とペン」が最強のツールになりうるということは、経験している人も多いでしょう。
さらに、物事を考えるためのメモや、覚えておくためのメモなんかも、PCで打ち込むよりも手書きのほうが管理しやすく、すぐに見られる状態にできるので便利だったりします。
その場面ごとに「最適なツール」を選ぶという意味で、ある程度「広すぎないディスプレイ」というのも良いものだと感じています。
もちろん、広大なディスプレイにしかできないマルチタスクもあるので、本当は両方保持できたら良かったのですけどね。家のスペースにも限りがあるので、今回は43インチを手放すことにしたわけです。
またデスク全般の紹介記事も作りたいですね。
以上、EIZO EV2785を買った話でした。
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