EIZOのEV2785という4Kモニターを使って10ヶ月ほど経ちますが、最近はウルトラワイドモニターが気になっています。
やっぱり27インチのシングルディスプレイって、左右にExcelとかを並べて2画面にすると少し狭いんですよね。
で、検討していたら個人的には残念に感じた仕様を見つけたのでシェアしておきます。
そもそもウルトラワイドモニターが気になった理由
一般的にウルトラワイドモニターというのは、ピクセル密度(dpi)が4Kモニターより低く、画像や文字が荒く見えるのがネックだと思っていました。
しかし、実際に4K27インチモニターを使ってみると、ピクセル密度が高すぎて4Kの等倍表示で使うのはなかなか辛いものがあります。
コンディションの良いときなら大丈夫なのですが、実際に長時間使うと文字の小ささで疲れてしまうので、結局130%や150%といった拡大表示で対応することになります。
ウルトラワイドモニターなら高解像度かつ等倍表示で使える
ウルトラワイドモニターであればdpiが少し下がるため等倍で使用することができて、結果的に4Kモニターで拡大表示をするよりも遥かに表示領域が広いことに気づきました。
そこで気になったのが、LGの5K2Kウルトラワイドモニターである40WP95Cです。
LG 40WP95C のスペック表に隠された罠
スペックをおさらい
40WP95Cの特徴は以下。
- 5K2Kの高解像度で、39.7インチの大画面でも十分に高解像度
- USB-Cケーブル1本でノートPCに接続可能
- さらに最新のThunderbolt4規格に対応し、USB-Cケーブル1本で接続したPCの接続性をガッツリ拡張できる。ディスプレイ内蔵のハブとして最強クラスの性能
とくに3つ目のThunderbolt4への対応は、5K2Kの先駆けであるDellのU4021QWに比べても大きなアドバンテージになります。これは後発機種の強みですね。
ここまでは、数々の記事やYouTube動画で紹介されているので、おさらい程度にしておきます。
USB-Cケーブルで接続したレビューばっかり
40WP95Cのレビュー動画とか記事、あまり多く参照したわけではないのですが、レビューしている人の多くが「USB-C1本でMacBookと繋がる!」的なことしか言っておらず、他のポート(HDMIが2つ、DisplayPortが1つ)をフル活用してレビューした人が少ない用に感じます。
ぼくはHDMIも使いたい
というのも、実際にぼくが導入するとしたら、以下のような配線になります。
- USB-Cポート・・・仕事用PC
- HDMIポート・・・Mac studio M1 Max
- DisplayPort・・・いつかまた買うかもしれないWindowsPC
これでもHDMIが1つ空きますが、それはまぁ別途考えるとして・・・
なんて思っていました。
HDMI2.0なのか、5K30Hzしか出ないらしい
これ見てください。LGの公式からダウンロードした説明書です。
HDMI接続した際は、5Kの60Hzが出ません。
8K60Hz出るHDMI2.1ではなく、HDMI2.0だと思われます。
仕様として4K60Hzまで対応しているものですから、5K出ないのは当然です。
とはいえ、5K2Kの解像度を持っているにもかかわらず、2ポートもあるHDMIでフルに活用できないのであれば、実質的にはDisplayPortとUSB-Cしかないのと同じように感じます。
それならDPを2個とか積んでくれれば、MacのThunderbolt4からDP変換して使えたかもしれません。
USB-C、DP、HDMI2ポートの合計4ポート搭載されているのに、フルの機能が果たせるのは半分の2ポートだけ。ちょっぴり残念ですね。
高解像度モニターを狙うなら、HDMI2.1が標準になる時代まで待つか、4Kクラスの解像度のウルトラワイドモニタ(EIZO ev3895とか)にするほうがストレスがない気がします。
HDMI2.1対応まで待っても良いのでは?
モニターって、本当に良いものに出会えたら数年は使うと思うんです。
その間、HDMIとかUSB-Cとかの規格はどんどん進歩していくわけです。
iPhoneやMacBookPro、iPad Proに至るまで、120Hz駆動のディスプレイが一般的になってきている中、30Hzを使うのは個人的にかなり苦痛です。
1秒間に30回マウスポインタを見失うレベルです。
高い買い物ですから、4Kを超えるウルトラワイドモニターを導入するなら、HDMI2.1に対応し、すべての入力系統で5K 60Hzが出るようになったら、購入しても良いかなと思っています。
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