HHKB Studio 実戦投入初日レビュー

HHKB
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筆者の立場

ぼくはHHKB Studioを自腹で買ったユーザーです。
提供やレビュー依頼などを受けていません。

これまでおよそ2年ほど、HHKB Professional HYBRID Type-Sを使用してきました。
(こちらも自腹で購入し、気に入って使っています)

そもそもHHKBの魅力とは

左がHHKB Professional HYBRID Type-S、右がHHKB Studio

HHKBの魅力のひとつは「コンパクトかつ合理的なキー配列」です。

つまり、コンパクトである=余計なキーがないということであって、余計なキーがないということは誤操作の防止にも役立つということです。

HHKB Professional HYBRID Type-Sのコンパクトさと誤操作の少なさは、その最小限のデザインからくるメリットであるとも言えます。
さらに、キー数が少ないデメリットを帳消しにできるカスタマイズ性能も魅力です。

Studioはちょっと余計

HHKBは元来コンパクトながらも機能的なキーボードであり、余計な操作を起こさない絶妙なキーの少なさが快適でした。

一方でHHKB Studioを1日使ってみた感想としては、誤操作によって少しストレスを感じることがありました。

特に、親指で操作するマウスボタンに関しては、直感的に操作できるようになるにはもう少し時間がかかりそうです。

親指は従来、Fnキー担当だった

左手親指はFnキーとスペースだけ担当していればよかったのに、仕事が増えた

従来、ぼくがHHKB Professional HYBRID Type-Sを使うときは、左手の親指でFnキーを押して、さまざまな機能を使っていました。

ところが、HHKB Studioでは親指の担当エリアに、マウスボタンがやってきました。

HHKB Studioを使って集中して打鍵している時に限って、Fnキーを押したつもりがマウスボタンを押してしまったり、その逆が起こったりすることがありました。
これが思いのほか混乱のもとになるシーンがありました。慣れが必要です。

まだトラックボール使っちゃう

もう一つのストレスポイントは、HHKB Studioの横にトラックボールを配置すると、トラックボールの操作に頼りがちになるということです。

まだ初日なので癖が抜けていないだけなのですが、
そもそもトラックボールがある状況で、敢えてHHKB Studioを使う気になりませんでした。
つまり手を動かさないで済むメリットよりも、ポインティングデバイスの操作そのものに不慣れであるためのデメリットが勝ってしまうのが初日の感想でした。

ThinkPadで慣れていたつもりでしたが、6年ほどブランクがあるのでリハビリ中です。

All-in-Oneの強みを活かせ

マウスボタンやポインティングスティックの実装により、操作の複雑さや誤操作の可能性が増える一方で、スペースの節約や少ない機器での運用を求めるユーザーにとって、オールインワンの設計は非常に魅力的です。

例えば、サブPCの操作やデスクスペースを節約したい時にHHKB Studioを使うと便利かもしれません。例えば、PC2台を操作するとき、マウスとキーボードを2セット持つことが嫌だと感じる時には、メインPCには普段通りのマウスとキーボードを入力デバイスとして採用し、もう一方のPCはHHKB Studioで操作する、という使い方が考えられます。

まだ挙動がわからないことがある

無線での接続性も、HHKB Professional HYBRID Type-Sに比べて大きく改善したという実感はありません。そもそもBluetoothの規格がスペックとして公表されていない気がします

Bluetoothの規格を調べる方法をご存知の方いたら教えてください。

(追記)Xで教えていただきました!普通〜〜に公開されていました。Bluetooth 5.0(LE) Class2 でした。

キーボードの仕様 | Happy Hacking Keyboard Studio(日本語配列) ユーザーズガイド
HHKB Studioの仕様について説明します。

ちなみに、2019年のMacBook ProでHHKB StudioをBluetooth接続して1日使用したところ、特に大きな問題はなく使用することができました。

とりあえず慣れるまで使って、Type-Sと比べます

取り急ぎ、HHKB Studio実戦投入初日レビューでした。

HHKB Studioを使い始めたばかりの感想としては、手前のボタンにまだ慣れておらず、若干のストレスを感じています。しかし、これからも使い続けてみて、手に馴染んだ頃合いでHHKB Professional HYBRID Type-Sを使ってみてどのように感じるのか、楽しみです。

打鍵感は極上

TOPRE ECスイッチを捨てたHHKB Studioの打鍵感を心配していましたが、完全に杞憂でした。

丸いシャフトを持つKailhのサイレントリニアスイッチはブレが少なく、音もめちゃくちゃ静かです。

45gという押下圧、数字自体はHHKB Professional HYBRID Type-SのECスイッチと同じですが、特性が異なるためか、体感ではわずかにHHKB Studioの方が重く感じます。

ちなみにサイレントリニアの始祖、Cherryの静音赤軸と比較すると押し始めが重めになっており、HHKBらしい節度を感じることができます。

静音リニアスイッチは押し始めが軽いところが好きじゃなかったのですが、このスイッチは押し始めから割と節度のある重さがあって好きな感触です。

いまのところ、ポインティングスティックもマウスボタンも使わずに打鍵している時が一番楽しいです(笑)


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