こんにちは。Tomです。
一人ぐらし独身、在宅勤務サラリーマンをしています。
服や靴を選ぶように、キーボードを日々の気分で使い分けるのは楽しいものです。
キーボードをいくつか使っていると、重くて大きなメカニカルキーボードを使いたいときもあれば
軽量でコンパクトなキーボードでデスク上をスッキリさせたいときがあります。
特に、紙の資料を広げたり、サブPCやiPadなどで並行して作業を行いたい場合などに、
コンパクトなキーボードは重宝します。
今回は、様々なメカニカルキーボードを使い分けているぼくが、たまに帰りたくなる実家のようなキーボードを紹介します。
Logicool K380 レビュー
K380はコンパクトさと快適な打鍵感、長期間のバッテリー寿命やマルチペアリング、複数のOS対応などの高い利便性を備えた最高の無線キーボードで、ロジクールのキーボードの中でも最も人気がある機種のひとつです。
ミニマルなサイズ感でとても使いやすいキーボードです。
実際に1年ほど使用してみて、その実力を改めて感じましたので紹介します。
基本スペック
まずは基本スペックを確認しておきましょう。
- 奥行: 124mm・幅: 279mm・厚さ: 16mm・重量: 423g(電池含む)
- Bluetoothで3台までのマルチペアリング
- 単4電池2本で動作
- Mac/Windows/iOS/iPad/Androidといった複数の環境に対応
- Unifying等のUSBレシーバーには非対応
スペック上は、特に秀でた点は無いように見えます。
実際に使ってみると、コンパクトながら軽すぎず安定した設置が可能な重量感があります。
ペアリングの切り替えもスムーズで、実用的なレベルで切り替えができます。
キーが丸いため少し打鍵感に癖がありますが、見た目ほど打ちにくいわけではないと感じます。
手軽に使える、いつでも使える
K380を使っていて最もメリットを感じるのは、とにかく手軽に使えて場所を取らないところです。
- バッテリーが2年間持つので、充電を気にしなくて済む
- コンパクトで場所を取らない
- 軽いので、出し入れや移動が簡単
取り出したり片付けたり、場所を移動するのが非常に簡単にできるため、機動力に優れていると言えます。
特にペンタブレットを使うイラストレーターの方のように、デスクのスペースが限られている方にはオススメできます。
意外と悪くない打鍵感
K380は薄型のキーボードですが、意外と良い感じの打鍵感を味わうことができます。
有名なところで言えばAppleの「Magic Keyboard」よりもカチャカチャ感が控えめで、しっとりしながらもハッキリとした打鍵感を得ることができます。
M1 MacBookAirと比較しても少し打ちごたえのある感触で、しっかりとした打鍵感です。
本体も絶妙な重さがあるため、安定感が抜群なところも気持ちよく打鍵できるポイントになっています。
国内では日本語配列のみ入手可能
国内の正規販売点からは、日本語配列の仕様のみ入手可能です。
US配列も選べるようになると嬉しいですね。
しかし日本語配列のK380は、OS側の設定が英語配列になっていても破綻せず使用することができます。
日本語/英語両対応の印字
ロジクール K380のキートップには、「日本語配列用」と「US配列用」の2つの印字が施されています。
例えば、アットマーク「@」を入力する場合、
- 日本語配列では、「P」の右のキーを押す
- US配列では、「SHIFT+2」を押す
のように、OS側のキーボード設定によって決まります。
つまりキーボードが日本語専用配列のキーボードであっても、OS側でUSキーボードとして設定していると「SHIFT+2」で入力することが必要になるわけです。
US配列の場合はPの右は「カッコ」になります。
K380には日本語配列とUS配列の両方に対応した印字が施されていることで、どちらの設定であっても正しい印字が記載されていることになります。
この印字のおかげで、ぼくが普段使っているKeychronなどのUS配列キーボードと併用しても問題なく使えています。
ただし、記号まわりはかなりゴチャゴチャした見た目になりますので、好みは分かれるかもしれませんね。
MacにもWindowsにも対応
K380は、1台でMacとWindowsの両方に対応した修飾キーが使用できます。
それぞれの修飾キーには2つの印字があり、上段はWindows用、下段はMacやiPad用の修飾キーが記載されています。
接続先を自動で認識して、それぞれに適した配列に自動で切り替わるようになります。
一度、Macに接続した際にWindows配列のままになってしまったことがありますが、
システム環境設定>キーボード>キーボードの種類を変更 から再設定を行うことでMac用配列として認識されるようになりました。
メディアキーはiPadでの動画視聴が捗る
K380にはF1〜F12のキーが用意されていますが、これらのキーがメディアキーも兼ねていて
MacやiPad、Windowsに接続した際にも使うことができます。
例えばF4のキーは、タブレットやスマートフォンのホームボタンとして機能します。
ぼくがよく使う機能は、以下の4つのキーです。
- F4キー(ホームボタン)
- F9キー(再生・停止)
- F12キー(音量を下げる)
- Ins/地球儀キー(音量を上げる)
iPadで動画や音楽、オーディオブックを再生する際にこれらのキーがあると操作が捗ります。
一方で、F5、F6、F11のキーはiPadでは動作せず、Macなど別の環境でのみ対応しています。
弱点はあるけれどコスパは最強
K380は、USBレシーバーのUnifyingにも対応していませんし、メカニカルキーボードでもありません。
キーマップの変更もできないですし、US配列も国内正規販売はされていません。
それでも手元に1台あると助かる、そんなキーボードです。
ここまで薄くて軽く、複数のデバイスにペアリングできて、それでいて絶妙な重さで安定感があり打鍵感もそこそこ良く、ロジクールの安定した接続性とバッテリーもちを兼ね備えている非常にバランスの良いキーボードです。
価格が手頃なのもポイントです。
まとめ
ロジクール K380は目立った特別な機能やスペックがあるわけではありませんが、接続性やバッテリーの寿命など、ワイヤレスキーボードに必要な基本性能をしっかりと満たしながら、安定感や打鍵感も気持ち良く使える名作キーボードです。
価格も安いので、タブレットユーザーやイラストレーターの方は1台持っておくと間違いないと思います。
もちろん、普段使いのメインキーボードとしても十分な性能があります。
聞くところによると、あのマイクロソフトの社員にはこのキーボードの愛好家が多いとか。
そんな話を聞くと、このキーボードの凄さがわかりますね。
実際、お値段以上の使い心地と利便性がありますので、ぜひ試してみてください。
今日は以上です。
ありがとうございました。
コメント