2022年11月10日、ANKERから新製品が発売されました。
GaNPrimeの充電器シリーズをベースモデルにしたポケモンコラボのモデルで、充電器のワット数に応じて「ピチュー」「ピカチュウ」「ライチュウ」のシルエットがプリントされているモデルです。
ぼくは「ライチュウ」モデルを購入したのですが、予想以上に出来がよくてかわいいのでぜひ見てほしいです。
実用に十分な性能。ANKER 737 120W3ポート充電器
このライチュウモデルのベースになったのは、ANKER 737というモデル。
120W出力、USB-Cが2ポート、USB-Aが1ポートの合計3ポート仕様です。
単一ポートでの最大出力は100W。
複数のポートを使用した場合は組み合わせによって最大出力が変わるようになっていますが、それぞれ組み合わせがパッケージやWebページに書かれており、「自分が使う場合どこに何を接続するか」ということをあらかじめ考えておくとスムーズです。
多くの場合は、
- いちばん上にはノートPC(MacBookとか)
- 2番目には、スマホやタブレット
- 3番目には、イヤホンやスマートウォッチ、アクセサリーなど
という使い方が一般的になると思います。
最近ではApple WatchをUSB-C経由で急速充電することも、個人的には重要になっているので
2番目のポートにはApple Watch用の充電器を接続することもあると思います。
急速充電に対応しているので、たとえば出張の時に一晩中つないでおかなくても
寝る前や出発前の数十分や数時間といったスパンで充電をすることもできるので、使い勝手は良いと思います。
キャラものなのに、大人も持てるデザイン
今回ANKERのすごいところは、キャラクターものでありながらも「ギリギリ大人が持てるデザイン」に落とし込まれているところ。
キャラクターを直接印刷するのではなく「シルエット+イメージカラー」で表現して、子供っぽさを払拭しているように感じます。
ポケモンの進化になぞらえたわかりやすい構成
今回発売されたモデルは下記の3つ
- ピチューモデル:20W
スマホ・タブレットならこれ - ピカチュウモデル:65W
タブレットやノートPCはだいたいこれでOK - ライチュウモデル:120W
PC+タブレットを同時に使ったり、とにかく最強が欲しいならこれ
どう考えてもわかりやすいですよね。
混乱を極めているUSB充電器界隈に「わかりやすさ」という切り口を投じたという意味で非常に画期的なラインナップだと思っています。
やれPower Deliveryだの、Quick chargeだの、単純なワット数やUSB形状だけではないさまざまな規格が乱立する界隈ですから、わかりやすさというのは正義です。
良い商品が次々登場し、決め手にかける充電器業界に一筋の稲妻
これはぼくの感覚ですが、2021年ごろからのUSB充電器の進化って速すぎて「もう少し待てばさらに小さく軽く、さらに高出力の商品が出てくる」みたいな状況だと思うんです。
それで、ANKERやCIOなどがガンガン新商品を投入しているのを、買い時がわからず眺めている状況でした。本当は欲しいし、買いたいんだけど、決め手に欠けるという。
そこにきて、「今、この商品にしかない魅力」というものを別角度から打ち出してきたANKERにまんまとやられた形です。
しかも充電アイテムにでんきポケモンって、なぜ今まで一般的にならなかったのか不思議なくらい、親和性も高く納得感がありますよね。
少なくともぼくにはブッ刺さりました。
ポケモンファンを「舐めていない」デザイン
よくあるキャラクター系のグッズって、「既存商品にちょっとロゴを載せました」とか「そのキャラをそのままイラストで載せました」みたいなものが多いイメージです。
キャラクターコラボで思い出すのは、S○NYのキャラクター印刷ヘッドフォンのやつですね。
既存商品の「印刷しやすそうな面」に、「キャラ・ロゴを印刷」しただけで「限定モデル」と言い張る、あのプロモーションが「ユーザーはこれでも喜ぶでしょう」みたいな感じがして、個人的には苦手でした。
そこへきてANKERのこれですよ。大人が使えるデザインに落とし込まれたシルエットと綺麗なカラーリング、さらに製品の3面にプリントされた意匠。
たとえば自分が会社で、この企画を考える側に立ってみたとして、
普通にコスト面を考えたら「どこか1面に印刷して終わり」でもよかったと思うんです。
でもそれをしなかった。
いろんな面にちりばめて、どこから見てもポケモンを感じられるデザインになっている。
自分の「相棒」を選ぶに似た購入体験として、このこだわりが本当に嬉しく思いました。
もしかすると、ポケモン側からいろいろなオファーがあったのかもしれません。だとしても、このクオリティで実現したANKERはすごい。
付属のケーブルも「ガチ」
なんとこの3つのポケモンモデル、付属のケーブルもそれぞれ事なるカラーのものが付属しています。
ライチュウモデルに付属していたUSB-C to Cケーブルは、長さ1mで100W対応のもの。
安いケーブルは60Wまでの対応のものが多いですが、ここでもしっかりと100Wまで出せる充電器に付属のケーブルとして文句のない設定。しかもカラーリングも綺麗。
ピチューモデルに付属していたケーブルも100W対応だったんでしょうか?買った方がいたら教えてください。
限定の稲妻つきケーブルバンドも付属しているという充実っぷり。材質はシリコンです
連れ出すのが楽しみになる「相棒」
USB充電器という、現代の必需品。
人によってはMac購入時についてきたものをそのまま使っていたり、Amazonで売ってるコスパ重視のアイテムを使っている人も多いと思います。
ぼくもこれまでは、100W出る中で最も安かった充電器を持ち運んで使っていました。
しかしそれは「必要だから持つ」以上の意味はなく、そこにワクワクはありませんでした。
今回のライチュウモデルは、一緒に連れ歩いて
出先で一緒に仕事やエンタメ視聴をするための相棒として、とても愛着のわくガジェットになっていると感じています。
別に熱烈なポケモンファンではない……と自称しておきますが、このライチュウは個人的に大ヒットです。いろんなところに連れて行くのが楽しみです。
迷ったら買い
発売した2022年11月10日、一気にAmazonのベストセラーを独占し、ピカチュウとピチューのモデルは一ヶ月待ちの状況になっています。
おそらくですが、人気を予想して買い占め、転売など流用している人間もいると思いますが、今回ANKER側も「売り切れ」ではなく「一ヶ月待ち」としているあたり、製造を続ける意思がありそうに見えますので、転売から買わずにANKERで注文を出してみるのも良いのではないでしょうか。
ライチュウはさすがに少し高額なのか、2022年11月13日現在はすぐに入手できるようです。
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