Keyboardio Model100のカスタマイズに使用するカスタムソフトウェア「Chrysalis」。
このソフトウェアは高機能で柔軟な設定が可能である一方で、
全体が英語表記であるため少し設定が難しい場面があります。
特に日本語入力関連の設定が難しく、「かな」「英数」といったキーアサインの設定はGUIでは対応していません。
このため、カスタムキーコードとして設定する必要があります。
Keyboardio Chrysalisで「かな」「英数」キーを使う
カスタムキーコードをサポートに聞いてみた
Chrysalisには、カスタムキーコードを指定してキー割当を変更する機能があります。
そこへ任意の数字を入力することで、指定のキーを出力させることができます。
ここへ「かな」「英数」に該当するキーコードを入力すれば設定できるはずです。
Web上のマニュアルなどを軽く探してみましたが見つからなかったので、サポートに聞いてみました。
サポートいわく、
“144” *should* be “Lang1” and “145” should be “Lang2”
とのこと。
つまり、「かな」に設定したいキーに「144」のカスタムキーコードをセットし、
「英数」にしたいキーには「145」のカスタムキーコードをセットすればOKです。
実際に設定してみる
サポートに教えてもらったとおり、カスタムキーコードを書き込んでみました。
どのキーにアサインするかはお好みですが、ぼくは親指操作のキー郡の一番内側の「Shift」のところにアサインしてみました。
これによってシフトキーがなくなってしまうので、代わりに左手小指にシフトキーはアサインしておきます。
これで、かな・英数キーを問題なく使えるようになりました。
今後の課題
とりあえず「かな・英数」は設定できましたが、やはりシフトキーがなくなってしまうのは不便です。
できれば、「短く押すと”かな”、長く押す間は”Shift”」のようなキーアサインができないか、サポートに引き続き問い合わせ中です。
日本語の情報が少なく挫折しそうでしたが、サポートの人が真摯に調べて回答をくれるので安心して導入できるブランドだと思いました。
また更新がありましたら共有します。
2022/10/03追記:現状Chrysalisのソフトウェア上では、「単押しで”かな”、長押しで”Shift”という入力には対応していない」とのことです。
一方で、「CharShift」というプラグインを使ってKaleidoscopeファームウェアをビルドすることで対応できるみたいです。
以下メールの返答:
if you’re comfortable building your own Kaleidoscope firmware, you can use the “CharShift” plugin to do that.
結局、挫折してしまった
Keyboardio model100は、クラファンでの注文をしてから1年以上待ったこともあり、期待が大きかったキーボードです。
しかし、配列があまりにもユニークだったため、これに馴染むためにはほとんど全てのキーボード(ノートPCやHHKBなども含めて)に別れを告げ、このキーボードに集中して練習する必要がありました。
しかし、実際には仕事でノートPCを使うこともあれば、iPad用にMagic Keyboardもある中でModel100に集中し続けることは難しく、結局は挫折して使わなくなってしまいました。
左右分割キーボードは、買うだけで幸せになる代物ではなく、あくまで使いこなす努力の先に、もう戻れない楽園があるのだと思います。
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