高コスパのタクタイルスイッチ。Everglide OleoとHolyPandaXを比較レビュー

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アメリカの通販サイトDropでは、メカニカルキーボードのスイッチを購入することができます。

その中で比較的安価でコスパの高い「Everglide Oleo」を購入してみましたので、Dropの有名なタクタイルスイッチである「Holy Panda X」と比較してみます。

個人的にはHoly Panda Xがおすすめですが、タクタイルスイッチが好きな人はOleoも気に入ると思いました。具体的にどこが違うのか紹介します。

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それぞれの特徴を比較

Everglide Oleo

  • 押下圧は45g-55g
  • 半透明のスモークハウジング
  • 工場での潤滑は無し
    • スプリングやステムのノイズが結構発生するので、ルブを塗布することを推奨

Holy Panda X

  • 押下圧は60g
  • 黒いハウジングで光を通しにくい
  • 工場での潤滑済み
    • 届いたらそのまま使える。自分で潤滑しなおしても構わないが必要はほぼ無い

価格の比較

Everglide Oleo

  • 35個入りで24ドル、110個で60ドル
  • 最安で、1個0.54ドル

Holy Panda X

  • 35 個入りで35ドル
  • 1個1ドル

コスパで言えばOleoの圧勝

  • 購入する個数によっては最大2倍程度の価格差となる
  • 自作キーボードに初めて挑戦する人にも手を出しやすい

実際に装着してみた感想

押下圧については、数字ほどの差は感じない

  • どちらも押し始めにタクタイルの山があり、サクサクとした感触がある
  • 数字でみるよりも軽快に打鍵することが可能

GateronやCherryMXの茶軸は、もう少しタクタイルの山が遅くにある

  • 茶軸は、「キー入力のタイミングでカクッとした感触」を演出しているのに対して、Everglide OleoやHoly PandaXは「キーを押し始めたタイミング」でカクッとした感触が容易されているので、サクサクと打鍵している印象を受ける
  • おそらく「押した瞬間のフィードバックが得られる」という意味で、ノートPCの薄型キーボードの感覚に近いのかもしれないと感じた

Holy PandaXはハウジングが黒いのでほとんどバックライトが見えない

  • Everglide Oleoは半透明ハウジングなのでバックライトが見えやすい
  • キーキャップの間からバックライトが見えてほしい人は、Oleoを選択すると良い

どっちがおすすめ?

おすすめは、Holy Panda X

  • 理由1:お手軽
    • ルブを自分で塗布することなく、滑らかでノイズの少ない打鍵感を得ることができるスイッチとして優秀
  • 理由2:キャンペーンで安くなるときがある
    • これまで数回、2パック(70個)購入すると1パック無料になるプロモーションを実施している。これを活用すれば、70ドルで105個のスイッチを入手することができ、Everglide Oleoとの価格差はかなり小さくなる
  • 3Pin、5Pin選択できる
    • Everglide Oleoは5Pinのみ購入できる。3PinのPCBに装着する場合はプラスチックの足をカットする必要がある

ただし、重めのスイッチなので注意

  • ぼくは重めのスイッチが好きなので、Holy PandaXはちょうど良い押下圧に感じる
  • ネットでコメントを見ていると、押下圧が重くて疲れるといった意見もあるため、軽いスイッチが好きな方は注意が必要
  • キーキャップが軽いタイプの場合も重さを感じやすいので、高さのあるキーキャップにするとバランスがよくなる

まとめ

Everglide Oleoはコスパに優れたアーリータクタイルスイッチ

  • 価格が安く、茶軸とは違うサクサクしたタクタイル感を味わえるタクタイルスイッチ
  • 半透明ハウジングでバックライトの透過も綺麗
  • ただし、潤滑について一定の手入れは必要。これを許容できるならコスパは高い

比較するとHoly PandaXは高額に見えるが、滑らかさと打鍵の気持ちよさで言えばコスパの高いスイッチ

  • ただ取り付けるだけで、世界で最も人気のあるタクタイルスイッチを味わえる。
  • さらにオリジナルのHoly Pandaより価格も安く入手性も高い
  • キャンペーンの時を狙えばさらに安く購入可能
  • Drop Keyboard Clubの割引も使用可能

タクタイル好きならHolyPandaXがおすすめ

  • 世界でもっとも人気のあるタクタイルスイッチのひとつ
  • 重めのスイッチに抵抗がなければぜひHoly PandaXを使ってみてほしい

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