時刻ではなく時間を刻む。TIME TIMERのススメ

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デスクに時計、置いてますか?

ぼくは、デスクに時計を置いていません。

理由は以下。

  1. 時刻が知りたければApple WatchやPC画面上の時計で事足りる
  2. 後述の理由により、時計は計算が必要で、気が散る要因になる

たまにAmazon Echo Showとか置いてる人がいますが、
正直なぜデスクにそんな「気を散らすアイテム」を置くのか、理解に苦しみます。

時刻を見たいだけなら置き時計でも十分なはずで、
それならPC画面や腕時計で十分でしょう。という考え方ですね。

それでも、時間を測って管理したいこともデスクではたくさん発生しますから、これを解決するお気に入りのアイテム「TIME TIMER」を紹介します。

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時間と時刻

時計は何を見るものですか?

時計は何を見るものですか?と聞かれると、
多くの人は「時間を見るもの」であると答えると思います。

もちろん正解ではあるのですが、
実は時計が表しているのは時間というよりは時刻であると言えます。

時間と時刻の違い

時間は、長さ

時間は長さを表す。○時間 や、何時から何時まで、という「線」のイメージ

じ‐かん【時間】
読み方:じかん

1 ある時刻と他の時刻との間の長さ。ある長さをもつ時。「この仕事は―がかかる」「待ち合わせの時刻まで映画で―をつぶす」

2 時の流れの中の、ある一点。時刻。とき。「―どおりに開会する」「出発の―に間に合う」

3 時の長さを数える単位。時(じ)。「1―は60分である」

weblio デジタル大辞泉より
時刻は、点

何時何分という「その一点」を表示している。

じ‐こく【時刻/時×剋】
読み方:じこく

1 時の流れにおける、ある瞬間。連続する時間の中のある一点。「約束の―」「列車の着く―」

2 ちょうどよい時。時機。

weblio デジタル大辞泉より

よって、時計に表示されているのは「時刻」である。と言えます。

時刻を見るデメリット

普通の時計を見た時、脳内ではこんなことが起こっていないでしょうか?

いま9時37分だな。
10時から会議だから、えーと、あと23分だ。
5分前の9時55分には入室しておきたいから、あと18分か。

無意識のうちに、
「目的の時刻」と「現在時刻」を見比べて計算し、あと何分の持ち時間があるのかを考えています。

この計算は、言葉にしてみるとわかる通り、結構面倒くさいですよね。

10時から9時37分を引くだけならかまいませんが、たとえば10時17分の電車に乗るために26分前に家を出る……
みたいな計算になると、さらに面倒になります。

このように、時刻が表示される時計を使って時間を算出するのは、
案外脳のリソースを食っていることがわかります。

時間を見るメリット

残り時間が可視化できる

一方で、「時間」だけを見ることができればどうでしょう。

今が何時何分であっても、「今から30分」を測り取ることができたとしたら?

たとえ9時41分から38分測る、ということになったとして。
脳内で足し算をして、えーと、10時19分までかな、などという計算をせずに済みます。

この計算のプロセスをすべてスキップして、
設定した時間だけを測ることができれば、快適に時間管理ができるというわけです。

ほんとうに必要なのは「時間」

そこで、TIME TIMERです。

元Googleと元YouTubeの中の人が書いた『時間術大全』という本でも紹介されているこのアイテムは、単に「時間を測る」だけのアイテムです。

このタイマーは、最大1時間までの時間を設定できて
残り時間を可視化でき、当然ですが「現在時刻と目的時刻の引き算も不要」です。

これによって、何も考えずに「今から30分読書をするぞ」といった使い方が可能になります。

単機能であることの重要性

アラーム音のON/OFFスイッチと電池ボックスだけのシンプルな背面

タイマー機能であれば、今どきスマートフォンやスマートウォッチ、PCにも搭載されています。

しかし、このTIME TIMERの良いところは「単機能である」という点です。

先述の『時間術大全』のなかで、スマートフォンは開いた瞬間からあらゆるアプリが我々の気を引こうとしてくるので、アプリはホーム画面に置かないほうが良い。
といったメソッドが紹介されているのですが、同じ仕組みで「タイマーを動かそうとスマートフォンを手にとる」こと自体が、集中力を妨げるリスクを孕んでいます。

スマートフォンを手にとってタイマーをかけようとしたら、通知が目に飛び込んできて返事を書き始めてしまう、ニュースをつい読んでしまう。こんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。

その点、単機能であることでタイマーを起動するまでの障害物が一切なく、スムーズに時間をセットしてタスクに戻ることができる点が、TIME TIMERの良いところです。

ぼくのTIME TIMER活用法

単機能であるため使い方は無限ですが、ぼくは以下のような用途で使っています。

  • 洗濯機が止まる時間くらいにセットしておく。洗濯機のアラームを聞き逃しても大丈夫。
  • 読書をするときに、没頭しすぎて時間をオーバーしないようにセットしておく。
  • 会議に遅れないように、会議時刻の5分前にアラームが鳴るようにセットしておく。
  • 仕事中は25分のタイマーをセットし、ポモドーロ・テクニックを使って作業を進める。

単機能であるがゆえに使い方は自由自在で、さまざまな場面で使用することができます。

残り時間が可視化されるため、目の端に入っただけでおおよその残り時間がわかるというのもポイントです。

時計に表示される時刻を読み、目的の時刻から引き算をして、残り時間を計算するのか。
目の端にふわっと捉えたタイマーから、おおよその残り時間を把握するのか。
脳の負担が少ないのはどちらか、言うまでもありませんね。

まとめ

時刻ではなく時間を見る

  • TIME TIMERを使って、現在時刻と目的時刻の計算をすることをやめてから、脳に余計な寄り道をさせることなく、タスクに集中したまま時間管理ができるようになりました。
  • 時計を見たときに自分の脳内でどのような計算が行われているか、いちど観察してみる。そして、よければTIME TIMERをポチって試してみてください。
  • 単に時間を測るだけのアイテムが、こんなにも作業効率を上げてくれるのだと納得できると思います。

多機能ガジェットの落とし穴に気をつける

  • スマートフォンはあらゆる単機能ガジェットを吸収し、さまざまな機能を得ています。
  • しかし、スマートフォンはあくまでスマートフォンであるがために、気を散らす要素がふんだんに詰め込まれているということを忘れてはいけません。
  • ケースに応じて単機能のガジェットをしっかりと使いこなしていくことで、より一層生産性を高めることができます。

TIME TIMERで「時間」を操る

  • 自分が今知りたいのが「時刻」なのか「時間」なのかを意識して、目的に応じて時計やタイマーを使い分けることで、より適切に時間管理を行うことができるようになります。
  • 単なるタイマーと侮るなかれ。時間を自在に切り取り、残り時間を可視化し、時間が来たら優しく教えてくれるタイマーは、デスク上の隠れた名脇役になってくれるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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